大前研一による、起業家および起業家予備軍へのメッセージ。「JUST DO IT」の精神で知られるナイキの話を中心に、起業家に求められる心構えや成功の秘訣を説いている。 本書には、起業家たちの憧れであるナイキのフィル・ナイト会長や、かつて社長を務めたトム・クラーク、ナイキ・スポーツ・マネジメントの社長を務めたのち、NBA「ダラス・マーベリックス」の社長兼CEOに就任したタディーマ・アサリーなどが登場し、それぞれナイキのベンチャースピリットについて語っている。ここで紹介されているのは、大きく飛躍しながらもなお活気にあふれ、起業家魂を保ち続けている優良企業、ナイキの姿である。全体の約半分がナイキの話となっているが、もちろん日本企業の話も登場する。「やらまいか」精神で成功した本田技研工業、変速機の分野で世界No.1の技術力を誇るシマノ…その後の事業展開に関する批判も、起業家たちにとっては大いに参考になるだろう。 起業家魂、企業理念、社風、戦略…あらゆる角度から、起業家として成功するための要素を考えさせる内容になっている。事業のヒントをつかむための1冊として、また自らを鼓舞するための1冊として、一読をおすすめしたい。(土井英司)
アタッカーな姿勢に勇気がわきます
オリジナルは1996年出版のようですし、ナイキの起業と
ナイト会長その他関係者の話を中心にしていたりしますので、
若干年月を経た感は免れません。
しかし、それでも、メッセージはちっとも古くなく、逆に、
読むほどに大前氏の元気とチャレンジ精神のオーラをもらえる
ようで、元気がわいてきます。
本文はもちろん、ためになる箇所、文章が満載ですが、私が注目
したいのは、「あとがき」です。
大前氏は、町にいる時も、役所で待たされている際も、漫然と
していることはなく、時代の変節を敏感に感じ取り、思考シミュレーションを常に行い、メディアや周りに惑わされることなく、自分の
思考、信念、考えを持っていることが、改めてわかります。
そんな人となりがあってこその、Just Do ITだと感じました。
この言葉、決して古くさくなく、国や組織にぶらさがらない、
自分の幸せを手に入れる挑戦なんだな、なんて思ったりしました。
元気になりたい方にお奨め。
JUST DO IT
放っておくと日本は完全にダメになると警鐘を鳴らし、そのためには体制を変えるしかない!立ち上がれ若者よ!というのが、本書のメッセージである。そして、リスクのない成功はありえない。やってみよう(JUST DO IT)の精神を説いてリスクを積極的にテイクすること(=起業すること)を勧めている。起業する勇気がわいてくる1冊である。
起業でもしてみようかな。
NIKEの話が主だった社員たちからインタビュー形式で語られ、エモーショナル・タイについてもブランドを例として触れている。スポーツなど人気商売とリンクさせるなら、エモーショナル・タイは効果的だろうが、果たして一般に持ち込むにはどうしたら・・・なかなか難しい。がんじがらめの日本を飛び出し、異国の地で成功者となった野茂。彼のおかげで日本の野球選手のメジャーデビューの敷居はかなり低くなった。野球に限らず規制に縛られ(守られ)ていてはいけない。もっと世界に目を向けなくては。リスクもあるけど。 個人的には、NIKEではなく、後半に出てくる話の方が興味深い。・ぞうきん売って5000億円・文部科学省の”ヘッドギア”・任天堂キッズなどなど。残念ながら日本の教育制度は「出るくいは打たれる」で、奇抜な考え方をする人は変人として冷たい目で見られてしまう。ビル・ゲイツみたいな人が出てこないのも頷ける。果たして任天堂キッズは(旧体制をぶっ壊し)新しい日本を形作れるのか?―――そんなことを考えた。
起業は他人事ではない
前半部分は著者が役員を務めていた「ナイキ」の宣伝のようにも読めてしまいますが、確かに近年日本に急速に浸透したと思われる「ナイキ」のブランドの秘密がわかるような気がして参考になりました。この文庫本の元になった単行本が発行されてから10年経過し、10年前に著者がこの本の後半部分で期待した日本の姿になっているとは言い難く、日本に対する危機感は募るばかりですが、全般を通して、起業するということは他人事であるという観念がこの本を読むと変わると思います。
本当に自分が好きなものは、何なのか?
大学生の頃から、漠然と事業を興してみたいと思っていました。 思っているだけで行動には移せず、今でも普通のサラリーマンを しています。ただ、中小企業の経営者に会うと、「自分もやはり、 会社を作りたい」と心の中で思う自分がいます。その一方で、ど うやっても安定している現在の生活を捨ててまで、本当に好きで 打ち込めるものが見つからず、日々業務の改善を考えながら、自 分の中の比較優位を見つける作業とチャンスを待っている状況です。 ちょうど、この本はそういった企業家を目指す人向けに書かれ ています。その中で印象的だったところをご紹介したいと思います。 「自分にはこれしかない、という事業トコトンやっていくこと が何よりも重要なのである」。「本当にそのことが好きかどうか、 それが大切だ。1日23時間厨房で働く覚悟がなければ、レストラ ンの経営者になるのはやめておきなさい」。 以上は、NIKEのナイト会長の言葉です。今まで起業に踏 み切れなかったのは、本当に得意で好きなことが見つからない のが原因の一つです。 また、著書の中でエモーショナル・タイとブランドについて も書かれています。エモーショナル・タイとブランドとは形の ないものですが、消費者と企業を感情で結びつけるという概念で す。「なんとなくあの会社の商品は好きだ。かっこいい。」と いうイメージです。 それは個人についても同じではないかと思っています。会社 のブランドと同じように、自分のブランドを作っていくことが これからの競争社会を生き残る武器になると思います。
小学館
やりたいことは全部やれ! (講談社文庫) サラリーマンIT道場 ニュービジネス活眼塾 アタッカーズ・ビジネススクール講義録 続・企業参謀 (講談社文庫) 質問する力 (文春文庫)
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